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Overview
京都北部。鞍馬山の森を訪れた。
森の草木は言葉を発することなく、
硬い大地を突き破り、岩をも砕き根を張り、
芽吹き、枝を伸ばして葉を茂らせる。
静寂の中で見た果てしない闘争に身が震える。
彼らの中に私も交わろうとするが、彼らは私を拒絶する。
疎外感を覚えながら、シャッターを切る。
森の激情にもう一度近づくためその姿を描き出した。
*鞍馬山、鞍馬寺
京都北部の鞍馬山は、770年に鑑禎が開山した1200年以上も続く霊山。
鞍馬山は太古から「京都から最も近く最も深い自然」と称され、
動植物が網の目のように相互に関係し合う生態系を形成している。
Spec
- Image size
- 483×329mm
- Frame size
- 645×490×31mm
- Frame spec
- Wooden black frame
- Edition
- 5
- Signature
- Signed work
- Remarks
- -